先日、当事務所開業20周年として、お世話になっているお客様に花(造花)をプレゼントさせて頂きました。ほんの気持ちだけしかできませんが、今までの感謝の気持ちで贈らせて頂きました。
お客様には喜んで頂いたようで、本当に良かったと思います。
しかし、本当に月日がたつのは早いものです。自分がこの事務所を開設して、もう20年とは、振り返ってみますと、20年間も何をやってきたんだろうなあ~と言うのが実感です。何か進歩したんだろうか?と思います。人間誰でもそうなんでしょうが、自分は自分であり、何も変わっていないように感じます。他人から見たら、結構、変わっているんでしょうね。
私も20年間、この仕事をやっているわけですから、20年前と進歩した点を自分なりに探してみました。そういえば、お客さんもゼロからの現在まで結構増えました。やってき仕事も結構、難しい仕事もしてきました。本も書いたし、セミナーの講師などもしました。子供も生まれましたし、そういえば、結婚もしました。よくよく、考えると結構、いろんな進歩があるようです。ただ、自分的には、一番の進歩は、これからも何となく、生きていけそうな、能力と人付き合いができていることが一番の進歩かなあと思います。
何事も満足してしまえば、それ以上の進歩はありません。これからも、世のため人のため、家族のため、自分のため、に色々なことにチャレンジし、少しでも役に立ちたいと思います。これまで20年間、無事にこれたことに感謝し、これからも努力し続けたいと思います。今後ともよろしくお願いします。
たまには、政治について書いてみましょう。
昨日、たまたま暇だったものですから、安部氏、谷垣氏、麻生氏、の総裁候補の立会演説会をテレビで見ました。私見で順位をつけますと、1位 安部、2位 麻生、3位 谷垣でした。
当然、それぞれがいろんなよい事を言っていましたが、20分の話の中でも、それぞれの特徴がでていました。今回の選挙は、答えが決まっているようですので、その影響もあるのかも知れませんが、やはり、安部氏が一番魅力的だったと思います。麻生氏は、話し方や顔が一般受けしないのが残念ですが、結構、良いことを言っていたように思います。ちょっと、問題発言も多い人ですから、おもしろくやったのかも知れません。
谷垣氏は、税金の増税を言っていますが、総論では、この考え方では、日本にとって良いとは思いません。確かに福祉などはお金がかかりますが、問題は、他にもたくさんあります。増税の前にやるべき事が多くあり、あまりにも増税を前面に出しすぎです。これでは、納得できません。やはり、能力不足だと感じます。今までの日本に逆戻りしそうな雰囲気です。元に戻れば、国際競争力はなくなります。一度、個人格差をつけてでも、日本全体のやる気と夢を再構築する必要があると思います。今は、日本の国力をアップする時期だと感じます。谷垣氏の話は、全てぶちこわしてしまいそうです。
ここまで、いろんな苦労して、経済が復活してきたわけですから、今の延長線上で、国力をアップしていく方が、正解なのではないでしょうか?
我々、国民は、その指導者によって、今後の将来が決まっています。既定路線では、安部氏が総理になるようですので、是非、良い政治手腕を発揮してほしいものです。
安部氏の話は、憲法改正、教育、再チャレンジ、外交と期待は大きいです。若いですから期待しても良いのではないかと思います。しかし大変だと思います。小泉首相がかなり、強引にいろんな事をやりましたから、同じ手法は使えませんし、精神的に小泉よりタフでないとやっていけないのではないでしょうか??良い政治を期待しましょう!
税理士をしていると、よく聞かれることがあります。「うちの会社は、同業と比較してどうなんでしょうか?同業比較の資料はありませんか?」これって、30年前に有効な指標だと私は思っているのですが・・・・
といいますのも、高度成長期は、どんな会社もイケイケドンドンで儲かりました。給料も倍々で上がりました。そういうときは、同業者に負けないことは重要だったのですが、今は、低成長、安定成長、どんな業界も、会社によって、ものすごく儲かっているところもあれば、ぜんぜん儲かっていない会社もあります。同業種でも、経営のやり方も業績も全く違います。そういうときに、平均的な同業種と比較しても儲かる会社にはなれないのです。そんなことよりも、自分の会社が、利益を出し、キャッシュを生み出すことが重要なのです。平均点をとっても勝てない時代なのです。
圧倒的な創意工夫と知恵が必要な時代なのです。比較するのであれば、儲かっている会社とだけ比較すればよいと思います。
時代的にいえば、他人のことより自分の事をよく知り、工夫し、努力の方向を見定めることだと思います。TKCの事務所などでは、同業他社比較なるものを出しているようですが、何の役にも立ちません。そんなことより、自分の会社の強みを発揮することの方が重要です。自分の会社の試算表を分析し、改善することが重要です。
私は思うのですが、経営は、抽象論です。自分で感じて方針を出すことが重要です。結果の数字を分析し、自分の抽象論が形になっているか?を確かめるのが重要だと思います。 経営の一線で頑張っている人の感性が一番大事です。感性が間違っていなければ、必ず結果は出ると思います。
2006年、新しい年が始まりました。昨年夏以降、景気の回復が叫ばれ、企業業績も過去最高の利益を出しています。また、株価も昨年、かなりの値上がりです。
しかしながら、我々中小企業は、今一、景気の回復感が湧いてこないというのが正直な気持ちではないでしょうか?今年は、我々にも景気の回復が実感できる年にしたいものです。
昨年の特徴として、企業買収が本格化し、ビジネスのあり方が、従来と違ってきているように感じます。中小企業の後継者問題でのM&Aも数多く行われているようです。
そこで、今年の皆様のビジネスについても、今の時代にあった経営をしていくことが必要になると思います。会社のノウハウと財務体質が良くないとM&Aなどは当然できません。買ってくれる人がいないためです。多くの中小企業は、自力でビジネスを展開するしかありません。
中小企業ほど、何の展望もなく、只、漠然と仕事をしていたのでは今後の経営が難しくなると思います。やはり大事なことは、今のビジネス形態で今後、ちゃんと利益が確保できるかどうかを考えながらビジネスをしていかなければいけないと思います、もし、今のままでは今後、利益は確保しにくい、もしくは、ものすごく努力をしなければ利益を確保できない。というのであれば、普通の努力で利益を確保するにはどのようにしたらよいのかを根本から考え直す必要があります。ほとんどのビジネスは、工夫すれば改善する点は必ずあります。過去のやり方を全て捨てて、考えることが大事だと思います。
今年一年が、皆様に取りまして、健康で仕事も順調な一年になりますようにお祈りします!
たまには、税理士らしく税金の事も書きましょう!
今朝の日経新聞に、消費税率10%~15%と出ていました。
感想は、「ひぇー、いきなりそんなに!高すぎる!」です。
これは、とんでもない税率です。財政再建のためとはいえ高すぎる。現在の財政赤字は、774兆円。膨大すぎる。国民の関心が、年金、社会保障にあるのだが、いくら社会保障目的税にするにしても、負担が大きすぎる。現在の段階では、今年の2月に発足した自民党の財政研究会の中間報告だが、すぐにこの税率が適用されなくとも、5年位先には、15%はあり得ると言うことだ。現在でも、消費税の未納事業者が多いというのに、これでは、またまた、景気が減速してしまいそうである。
現在、いくらか景気に明るい兆しが見え始めているが、やはり、先を見ると結構厳しいのが日本の現状だと思い知らされる。
それにしても、10%を超えると中小・零細企業の経営は、厳しいものにならざる終えないと思う。
ちなみに、平成16年度の消費税収は、約10兆円です。税率が倍になると20兆円、三倍になると30兆円、平成16年度の所得税が約15兆円、法人税が12兆円、相続税などは1兆4,000億円しかない。全体の税収が45兆5,000億円です。
それにしても、今後は消費税が、税収のトップになると言うことになります。
これだけ増税されると国民が、豊かに暮らせるとは、到底思えないのですが・・・・・・
またもや、楽天がライブドアーの真似をした。2番手が好きなようだ。あまり、カッコイイ人間ではなさそうだ。三木谷社長は、かつて誰かが通った道を追うのが好きらしい。リスクを考えるとビジネスマンとしては、カッコ悪くても正しい選択なのでしょう。
それにしても、TBSからの業務提携を無視しておきながら、いきなり株取得、株主としての持ち株会社化、TBSとグループ会社になるというのは、とんでもないような話だと思う。
世界的なメディア会社にするとのことらしいが、すんなりといくはずがない。
前回のフジテレビ・日本放送にしても今回のTBSにしても、日本のメディアは、脇が甘いように思う。今まで、海外企業からの買収が法律で守られていたせいだと思う。 今後、どのように落ち着くかは、別にして、前回の事を考えると最後にソフトバンクが出てきてどこかのメディアを買収するのだろうか? 今後は、どんな会社でも上場企業は、安心していられませんね。 テレビは、社会に絶大な影響を与えるため、あまりモラルのない人が参入するのは、いいことではないと思います。三木谷社長のモラルが悪いかどうかはわかりませんが・・・・
8月5日以来とは、本当にさぼっていました。ここ最近、書くことがなかったわけではなく、書く気がしなかっただけですが、この2ヶ月で、選挙があったり、台風があったり、夏休みの家族旅行会ったり、2ヶ月というと結構、色々なことが起こります。
皆さん、元気ですか~! いよいよ10月に突入しました。あと今年も残すところ3ヶ月弱となりました。 今年の成果はいかがでしたでしょうか?まだまだ、2~3ヶ月ありますから成果がない方は、残りの期間、頑張りましょう!
仕事の話ですが、ここ最近、景気が回復基調で、株価も復活しています。さぞ、皆さんも景気がいいかと言いますと、意外と中小企業は、景気のいい話をあまり聞きません。 ほとんどの経営者が、同意見です。しかし、何となく会社の経営は続けられている。と言うのが本音ではないでしょうか?
以前は、大企業の経営状況が良くなったら、時間差をおいて、中小企業にも何となく、景気の回復感が出てきた感じを受けるものでしたが、今回は、どうも様子が違うように思います。
今後は、中小企業の景気回復感と大企業のそれは、違ってくるもののようです。 今後は、何をやるにしても、他社との差別化が必要です。以前のように、大企業から下請け企業へ仕事が回る率と金額が減っているように思います。 ただ、黙って、仕事が来るのを待っている会社は、全く、景気の回復感はないのではないでしょうか?その分、大企業に利益として現れているのです。 今後は、景気のいい企業と悪い企業の差がどんどん広がってくるように思います。 自社にしかできないサービスや商品、ノウハウがないと大もうけはできないように感じます。 今後は、ビジネス環境は、更に厳しいものになりそうです。
お客さんから又は知り合いからこんなビジネスをしたい。絶対成功すると思うのだがどうでしょうか?と訪ねられる。そして、そのほとんどやはり成功しそうにないと思う。
なぜ、そのように思うのか考えてみた。私の税理士として過去20年間色々な経験をしてきた。その経験から直感的にこのビジネスは成功する、このビジネスは成功しないだろうとわかるような気がする。なぜ、何となくでもわかるのか?
よくよく考えてみたが、わかるのは、2つの要因があると思った。一つは、どんなビジネスでもその儲け方がシンプルでないとうまくいかないと言うこと。もう一つは本当に人生をかけたビジネスをしているかということだ。
この2点を基本的に頭の中で、整理していると思う。
やはり、複雑なビジネスモデルは収入を得るのに苦労すると思う。特に最初の立ち上げ期はシンプルに小さい収入が早くはいるようにしないと分を超えた計画はうまくいかない。
今まで見てきたビジネスで、その収入を得るために何をいくらで売るのかがシンプルでない仕事は、そのほとんどが失敗に終わっている。労多くして実入りが少ないのである。
今の仕事の延長線でも新規の仕事でも、小さいことを一つ一つ丁寧に行い、早く収入にすることが成功の要因ではないだろうか?
企画書だけで、大きなお金を集め将来上場するようなビジネスはこの限りではないと思うがそのためには、相当な投資をする必要がある。
私たち個人・中小がビジネスを成功させるには、やはりスピードとニッチをねらうことがまずは最初ではないだろうか?
最近、ライブドアの日本放送、フジテレビの買収問題がテレビを騒がせている。お客さんにもよく聞かれるようになった。ライブドアも去年のプロ野球問題からずいぶんと有名になったと思う。
皆さんどのように感じますか?ライブドアが勝つとかフジが勝つとかいうのではなく、どう思うかです。私は、今までのところライブドアに軍配はあると思います。フジの対応がへたくそで、世の中的に見て古くさく、過去の慣習にとらわれている様に見えます。テレビ業界の古い体質が表面に出てきている格好です。そういう意味では、ライブドアの一石はいい意味での改革になるのではと思います。時代は確実に変化しているわけですから、それに対応するという意味ではフジテレビは、よかったのだと思います。今後、どのようになるのかわかりませんが、マスコミとしては、いい意味で変化でき、世界的に通用する資本のノウハウももてるようになると思います。
法律的にどうかは別にして、私は、一般大衆がより便利になり、より社会貢献できる仕組みで放送ができた方がよいと思います。ライブドアだろうがフジだろうが、マスコミは世の中を動かす訳ですから、いい放送を発信して欲しいと思います。最近のフジテレビを見ていると(フジに限らないが)結構、ひどい番組が多いと思います。おもしろければいい、楽しければいい、視聴率が取れればいい的な、番組が多いのではないか?マスコミは、社会に多大な影響を与えます。
今回のフジのライブドア対策は、ものすごくへたくそだったと思います。途中で政治家がどうのこうの言った事もマイナスに働いたと思います。お金があれば何でもできる。世の中はそんな物ではない。などとお金にものをいわせている人から聞いても反感を買うだけのような気がします。多くの人は、あまりいい気持ちで聞けなかったと思います。その分、ライブドアの味方が多くなったと思います。孤軍奮闘している様に感じました。やはり、一般大衆がどう感じるかが問題だと思います。ここまで、社会を騒がせているわけですからどちらにせよ、私たちにいい方向で放送ができるようにして欲しいものです。ただ、フジテレビまで、レバレッジド・バイ・アウトで買収しようとする動きには、いささかやりすぎの感じもありますが・・・・
これだけの事をするわけですから、堀江社長には、社会貢献、世のため人のため的な発想がある事を願うのみです。単にお金儲けではない事を祈ります。しかし、本当に世の中が変わってきました。若い人が活躍しやすい環境になってきました。そういう意味では、すばらしい時代だと思います。
我々も少しでも社会貢献できるように、がんばらなければ・・・・・
このひとりごと、本当に久しぶりです。昨年の10月~12月色々な事がおこり、忙しくしていました。本当に忙しいと心身共に疲れ、ひとりごとを書く事もできませんでした。この書くという行為は、ほんの少しでイイから心に余裕がないと書けないものですね。という事で今年初めてのひとりごとです。 さて、昨年、NHKで「地球大進化」という番組が7回に渡り放送されました。私、このような番組が大好きで夢中で見てしまいました。
地球誕生から現代に至るまでの物語です。しかし、生命の不思議さと現在の人間の愚かさを感じざるをえませんが、自分自身を振り返っても本当に小さい人間であり、大きな考えはできない事を痛感します。地球の誕生は、宝くじが1000回当たるより難しい。現在の我々ホモサピエンスが誕生して20万年だそうです。
地球誕生から見るとつい最近です。46億、1億、1000万、100万、20万年・・・ですから、少し考えられない時間ですね。生命は、地球規模の気候変動にによって生物の進化があったようです。気候変動による大量死滅と新たな生命の誕生です。今、大陸は一つになろうとして動いているようです。何千万年立つと大陸はまた一つになる事になります。
このような番組を見ていると、私たちにできる事は何一つありません。只生きるのみです。我々は、生き残るようにDNAにインプットされていますから生き残る本能があるようです。いつの時代でも経験した事のない時代を生きる事になります。
おもしろい事に人類として生まれた20の人種の中でホモサピエンスだけが生き残ったのは、母音が話せ、意思の伝達ができたからだそうです。他の人種(例えばネアンデルタール人)などは、母音が話せる頭蓋骨ではなかったそうです。細かい発音ができた唯一の人種がホモサピエンスだそうです。
只、気がかりなのは、地球を支配した生物は進化しなくなり、必ず滅亡しているようです。ただ、人類は話ができてここ100年くらい科学技術などが発達しているため、DNAが進化しなくとも言葉が話せる事で生き残る可能性はわずかにあるようです。化石燃料の大量消費がもたらす地球温暖化のスピードは、自然現象に比しものすごく速いようです。経済も重要ですが地球があって初めて経済もあり、我々人類もあるわけですから今後、どのようにしたらよいのか考えなければなりません。しかし、いくら考えても人間は対応出来ないような気もしますが・・
このようなスケールの大きい事も、たまには考えながら、今できる事をコツコツと行うようにしよう。
年頭にあたり、今年も体力の充実をしながら、仕事・遊び、そして少しでも皆さんのお役に立つような事ができればと思います。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。