10月号 |
鶴永武久の 経営税務コラム |
〒113-0033東京都文京区本郷4-15-7 TEL 03-3818-1479 FAX 03-3818-1598 E−メールアドレス:dai@tas-t.com 平成16年9月20日 |
平成16年度の基準地価が発表された! 私は、平成3年頃から相続税対策を仕事にしてきた。きっかけは相続で多くの人が大変困っていたことであった。日本の財産の7割は不動産になっている。当然、相続財産も土地・建物の占める比率が7割になる。相続税の対策をする上で土地価格に対する考え方が重要になってくる。 さて、今年も基準地価が発表された。基準地価とは、各都道府県が毎年7月1日時点の特定の場所の地価を調べて発表するものだ。 今年の概略をお話しすると、全国平均で、前年の5.6%下落から5.2%の下落となった。これは13年連続下落ということ。用途別に見ると住宅地が4.6%、商業地が6.5%下がった。住宅地はピークの平成3年から30.3%下落で昭和61年の水準、商業地は58.1%下落、昭和52年の水準だ。 いずれにしても、都市部での下落幅の縮小傾向はあるもののまだまだ、下落している状況に代わりはない。 20年前であれば、何の疑いもなく、過去の経済理論により経済は発展し、インフレが起こり土地の値段は上がっていく。そのため、土地は購入していて損はない。土地の値段の値上がりを期待し購入するのが常識であった。しかし、ここ13年間の土地の下落は、経済の低成長を基本とし、土地が値上がる事はないことを前提とすることが当たり前になっている。.
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それでは、今後日本の土地価格は、どのようになるのだろうか?地方圏はともかく、東京圏の住宅地はまだまだ高いと思う。坪当たり100万や200万円は当たり前である。常識で考えるとまだまだ下がると思う。今は、マンション等を作り有効に利用していると考えるべきだ。 最近の新聞発表等を見ていると景気が回復し、それにより、地価も下げ止まりを見せてきた。今後は土地は値上がりするだろう。というような雰囲気にしたいような感じがする。 土地価格を考えるときは、色々な側面から考えなければならない。経済動向、税制、国際比較、天変地異などその要因は多い。
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