8月号

 
鶴永武久の

経営税務コラム

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平成18年 8月20日

  生命保険について!

 今回は、「生命保険の考え方」について書きたいと思います。

 生命保険は、その考え方が非常に難しいものだと思います。
 生命保険に対する認識として、保険事故が発生した方は、そのほとんどが、保険のありがたさを痛感します。
 しかし、自分の「死」に対する保証ですから事故が発生していない内は、頭では理解できても感情で理解できないのではないか?と思います。  
  生命保険に関する考え方は、年齢によっても違いますし、結婚をしているかどうかによっても違うと思います。
  ほとんどは家族のためのものですから、独身の内は、そんなもの要らないと考えるのが普通です。
 しかし、結婚をし、家族ができ、もし自分が死んだなら家族が路頭に迷う、また、社長さんなら俺が死んだら会社はどうなるんだろう?とリスクを考えることになります。
 ただ、そのリスクをヘッジするための考え方は理解できるのですが、いざ、保険を選択しようとすると「掛け捨て保険」より満期のある積立型に加入することになります。
   何か起こりもしないことに対して、只、お金を捨てているようなイメージを持つからでしょうか?
  会社や家計が苦しくなると意外と簡単に保険を解約することになります。結構、解約したとたんに事故が発生したりするものです。
  お金は、あったらあったで結構大変ですが、ないととんでもなく困ります。万が一のための保証は、本当に必要です。
  しかも、自分ではなく、家族や会社のために必要になります。 社会的責任と言うことですね。
  かく言う私も、保険で事業リスクや家族のリスクのヘッジをきちんとやっています。たぶん、保険にキチンと入っていると保険事故は発生しないと思っています。言うなればお守り感覚です。保険をキチンと設定していないと怖くて事業などできません。
 

 生命保険の考え方は、中小企業を経営している方、サラリーマンなどによってもその考え方は違ってきます。

 生命保険は、保証と貯蓄をしっかりと分けて考える必要があります。 ものの考え方ですから、人それぞれの考え方があります。
  とりあえず、子供が育つまでの保証を重視する人、自分の老後まで考える人、貯蓄を考える人、など様々な答えがあります。
  もっと言うと「完璧な保険契約は全く存在しない」のです。
  では、何を基準に生命保険を使ったリスクヘッジをするのか?と言いますと答えは、「自分の人生設計にあった保険契約を行う」と言うことにつきます。
  私が考える基本は、以下になります。
  1. 入院に対する保証
  2. 死亡に対する掛捨て保険
  3. 満期に対する積立保険
  4. 会社で行う節税及び保証保険
 

 これらの保険を「現在の自分に合った組み合わせを行うと言うことです。
 当然、現在は良い感じで保険契約ができていても、10年後、20年後、はまた、違った考え、違った環境となります。
  少なくとも10年に一度は、契約の見直しをする必要があります。 一度、入ってしまえば10年間は、見直さない位のつもりで、「真剣に契約を選び考え、自分で決断する必要があります」

  当事務所でもこのように保険のコンサルティング゙を行っています。
  意外に、税理士が保険には一番詳しいことを案外、うちのお客様でも知らない方がいます。
  今回、事務所の行っているサービスに保険のコンサルティングがあることを知らせることも重要だと思いましたので、その概略を書いてみました。
  よくわからない方は、事務所まで何なりとご相談下さい。

                                    以上