9月号

 
鶴永武久の

経営税務コラム

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平成18年 8月20日

  生命保険について?

 前回は、「生命保険の考え方」について書きました。
 今回は、もう少し具体的に生命保険の選び方について書きたいと思います。
  まず考えなければいけないことは、現状の分析です。
  分析などと言うと難しく聞こえますが、簡単に言うと、今の経済状態でどのくらいの保険料を負担できるか?と言うことを考えることです。
  その負担できる金額は、原則、余裕のある状態でなければなりません。
  次に、現在の年齢、家族構成、生活レベルを分析します。
  その次に、家族の将来などを予測します。この予測が非常に難しいのですが、今は、将来をイメージするしか方法はありません。
  何となくで結構ですから、予測してみて下さい。
  今は、生活費に年間500万円使っているので、10年で5,000万円使うことになるなあ〜。20年で1億円か、はあ〜、よく考えてみると結構大変だな! 俺は、サラリーマンだから俺が死んだらやはり家族は大変だよな。でも、まあ、5,000万円の保障をしていれば、俺が死んだ分、年間500万円ではなくて400万円くらいで生活できるよな?  そうすると12年くらいは何もしなくても今の生活ができるわけだから、女房も少し働けば、何とかなるか? とするとやっぱり5,000万円くらいの保障は必要だな。
  保険料は、いくらだろうか?年間20万円か?それなら払えそうだ。でも待てよ、ただ単に、掛け捨て保険にはいるよりは、満期のあるものがいいかな?そうすると保険料は、年間100万円、うわ〜、そ、そんなには払えない。将来良くても、現在が困ってしまう。・・・ と言う風に、色々とシュミレーションを頭の中で考えることが必要になります。
  会社の場合の思考のパターンも、一緒ですが、会社の場合には、個人と違って税金のことをどのように考えるか?と言うことが重要になります。

  それでは、個人の保険のかけ方の例示を2つ書きます。
  【前提条件】
  ?年齢 40歳、所得 600万円、家族4名

  この位の年齢が一番大変です。住宅ローンに教育費など結構お金が必要です。
 保険料の負担額は、所得の3%〜6%位が妥当だと思いますので年間保険料は、18万〜36万円となります。
  定期保険で約5,000万円の保障は、年間18万円の保険料で済みます。また、入院時の保障として年間4万円くらいで日額1万円の入院保障ができます。
  サラリーマンだと団体保険等や都民共済、JA共済などできるだけ有利な保険をこの範囲で選択しておくと良いと思います。

  ?年齢50歳、所得1,000万円、家族4人

 年間負担保険料は、40万円〜60万円程度がよいと思います。年間36万円の保険料で、約5,000万円の保障が可能となります。入院保険は、日額1万円の保障で年間保険料は、5万円くらいとなります。
  例示は、いかがでしたか?生命保険は、基本的に万が一の場合の保障ですから第一に考えることは、やはり保障額になります。
  自分の考える保障が確保できていることが大事であって、貯蓄をすることではありません。子供の学費等のための貯蓄は、学資保険などで補完し、自分の将来のための個人年金などとは分離して考えた方が良いと思います。
  現在の経済状態で負担可能な保険料を決めることが大事です。その上で、必要保障額をできるだけ確保できる保険に加入することです。

 死亡保険、ガン保険、入院保険などをできるだけ安い保険料で確保するには、掛捨の保険が一番です。 この辺の考え方をしっかりさせておくことが余分な保険料を負担することなく、しっかりとしたリスクヘッジを可能とします。

                       以上