10月号

 
鶴永武久の

経営税務コラム

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平成17年10月20日

人生を豊かにするには??

 
今回は、お金について書きたいと思います。 人生を豊かにする2番目がお金です。
  お金を稼ぐことをビジネスと言います。
 ですから、ビジネスで失敗すると豊かな人生は送れません。

  会社は、なぜつぶれるのでしょうか? 私には、どうして会社がつぶれるのかわかりません。会社は絶対につぶれることはありません。 つぶれるはずがないのです。

 会社経営は、売上から経費を引いて、利益が出ればいいのです。利益が出なくなれば、利益が出るようにすればいいだけです。
  それができなければそのビジネスを止めればいいのです。
  現在の法律である限り、無理な経営さえしなければ会社はつぶれないのです。
   会社がつぶれる大きな要因は、無謀な経営、無責任な経営、見栄の経営(私は、これを「3M経営」と勝手に名前を付けました)にあります。 このような経営をすると会社はつぶれます。
  私は、今まで20年間、お客様とお付き合いしていますが、本当の意味で倒産した会社は、1件のみです。
  倒産しそうな会社は、3年前にはわかります。改善策を打てば、会社は絶対につぶれません。
  その経営方法は、大まかに言うと「真面目に、分を知って経営をする」ということになります。 自分の能力・体力にあった経営をするだけです。

 さて、会社はつぶれません。しかし、つぶれないことが豊かな人生を送ることではありません。安心材料の一つではありますが・・・

  お金をどれだけ儲ければ、豊かな人生が送れるのでしょうか?

 その答えも、人それぞれ違います。 毎月50万円あればいい人、毎月500万円ないといけない人、中には財産として何百億ものお金がないと安心しない人もいるかも知れません。
 

  お金が、人生を豊かにするには、その所得に応じ たお金の使い方ができないと、何の役にも立ちません。お金を儲けると同時にその使い方も学ばなければ意味がありません。
  多くの人は、もちろん私もそうですが、稼ぎ方よりも使い方のほうが下手です。その結果、稼ぎ方も下手になって来るのだと思います。

  ものすごくお金を使いたい人は、当然、たくさん稼ぐ能力が必要です。 ですから、ほんの少し豊かな生活ができればいい人は、そんなに稼ぐ必要はないのです。

  会社経営もその年齢と共に変化させる必要があると思います。
    30代までは、攻めるのみ。
   40代からは、攻めながら守る。
   50代からは、守りながら攻める。
   60代からは、守る。

  ということは、60代は、本来引退し、次代に会社経営を譲った方がよいと思います。  もちろん、引退するからと言って、仕事を全くしないと言うことではありません。楽しみ程度にやってもいいのです。

 中小企業、とくに我々、父ちゃん母ちゃんの零細会社は、50代になれば、どのように会社を次代に譲り、豊かな生活にするか?にシフトする時期だと思います。現在のような経済情勢、社会情勢ではそうだと私は思います。

 自分の代でこの会社は終わりと思っている人も多いと思います。私もその一人です。その場合には、特に、今から会社を辞めたときのことを真剣に考える必要があります。

 仕事だけが人生ではありません。本当に自分がしたいことを探し、それを実践し、楽しみながら、人生を謳歌する必要があります。
  このようなことができる社会環境に現在の日本はあると思います。そのようなことを考えられるだけで、すばらしい人生です。

 自分の後半生で必要なお金を稼ぐノウハウ、または、預金が必要です。50代以上の人は、今からお金に関する設計をしましょう!

                     以上